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管理職に昇進するメリットとは?【迷っている方へ】準備ステップと必要なスキルを解説

  • 1 日前
  • 読了時間: 15分

「管理職になったらどんなメリットがあるんだろう?」

「大変そうな仕事だけど、どんなやりがいや楽しさがあるんだろう?」


次のキャリアとして管理職への昇進を打診されて、

「自分に務まるか迷っているけれど、せっかくだから力を発揮できるか試してみたい」

「急に昇進を言い渡されて戸惑い中…どうにか納得するためにメリットやデメリットを整理して、自分自身の心を整えたい」

と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。


この記事では、そんな期待と不安が入り混じっている方に向けて、

管理職の社外メンターサービスGood Teamにて、1,000人以上の管理職を支援してきた専門家が、管理職になるメリットや求められるスキル、そして昇進前に準備しておきたい具体的なステップをわかりやすく解説します!



そもそも管理職とは?


まず、管理職になると、具体的に何が変わるのでしょうか?

プレイヤー時代との決定的な違いを、3つの視点で表にまとめました。


管理職と一般社員(プレイヤー)の役割比較表。視点、時間軸、役割の違いをまとめた図解。
管理職と一般社員(プレイヤー)の役割比較表。視点、時間軸、役割の違いをまとめた図解。

このように、管理職は「実行する人」から「環境を整え、意思決定する人」へと役割がシフトします。この違いを理解しておくことが、スムーズな昇進への第一歩です。


管理職は、会社組織において、「課長」や「部長」と呼ばれる役職者の方を指しており、主な役割としては以下のようなものがあります。企業の中で役職によって業務の比重は異なってくることも認識してくと良いでしょう。


【目標設定と計画】

組織全体の目標を理解し、自分のチームの目標を設定し、達成するための計画を立てる。


【部下の育成】

部下の能力開発を行い、個々の成長を支援する。


【業務管理】

業務が円滑に遂行されるよう、進捗管理や課題解決を行う。


【コミュニケーション】

チームメンバーや上司、他の部門とのコミュニケーションを円滑に行う。


【意思決定】

状況に応じて適切な判断を行い、決定を下す。



一般的にはこうした内容が管理職の役割とされていますが、Good Teamでは管理職自身や共に働くメンバーを含め、「人がより良く生きる」に大きく携わることも、管理職の大きな仕事の意義ややりがいだと考えています。


「人がより良く生きる」というのは、管理職の仕事は、個人の力を消費したり、人の心と体を削って成果を出すことではありません。

私たちGood Teamでは、企業の共感できるミッションに向かって、一人ひとりの強みや想いを「チームという構造に編み直して」、チームの成果を「世の中へ貢献する価値」として社会に贈り届けること。

要は、社外のお客様、チームのメンバー、そして自分自身も含めて、人が「より良く生きる」を支援する、本来はとても素晴らしい仕事なのです。



管理職になるメリットとは?


ここからは、管理職になることの具体的なメリットをご紹介します。



メリット1:キャリアアップ

  • より大きな仕事に挑戦できる

    管理職になると、部門全体の目標を設定し、チームを率いて達成していくという、より大きなスケールの仕事に挑戦できます。部門全体の売上目標を達成するための戦略立案を任されたり、複数のステークホルダーを巻き込むプロジェクトを主導したりと、会社や組織全体に影響を与えるような仕事に携わる機会が増えます。


  • キャリアや転職の選択肢が広がる

    管理職業務はリーダーシップや戦略的思考力など、幅広いスキルを身につけることができるため、経験者に対する企業からの評価も高い傾向にあります。そのため管理職になることは、所属している企業での更なる昇進機会だけでなく、違う業界や職種へ転職できる可能性も高まります。


  • 給与UPや待遇の改善

    会社やポストによっては、基本給の上昇や管理職手当がつくなど、給与がUPするケースがあります。



メリット2:スキルアップ


実は、管理職経験で身につくスキルは「ポータブルスキル」であり、一生モノのスキルとして通用する力になります。


戦略的思考、経営視点、問題解決力、決断力・判断力、交渉、人材育成が、将来のキャリア(昇進、転職、起業)の土台となるのです。


管理職経験で身につく一生モノのスキル(ポータブルスキル)の図解。戦略的思考、経営視点、問題解決力、決断力・判断力、交渉、人材育成が、将来のキャリア(昇進、転職、起業)の土台となるイメージ。

下記に、具体的なポータブルスキルとしてのスキルアップシーンの例をあげておきます。


  • より経営に近い視点で成長し、挑戦できる

    管理職は、「会社全体の利益」「組織としての成長」という視点に立ち、人・モノ・お金・情報といった経営資源の最適化を行います。個人プレイヤー時代の「自分の担当範囲」「自己の成果の最大化」という限定的な視点とは違い、より経営に近い視点で物事を捉える力を身につけることができます。


  • 戦略的な思考力が向上する

    日々の業務判断から中長期的な計画まで、常に「なぜ?」「何のために?」という本質的な視点で考える習慣が身につきます。目の前の課題だけでなく、市場動向や競合分析なども踏まえた広い視野での思考が自然と養われていきます。


  • 決断力・判断力・捨てる力が身につく

    限られた時間と資源の中で、優先順位をつけ、時には思い切った判断を下す必要に迫られます。すべてを完璧にこなすのではなく、重要度に応じて「捨てる」という決断も必要になります。この経験を通じて、的確な判断力が培うことができます。


  • 調整力が鍛えられる

    異なる意見や利害関係がぶつかり合う中で、最適な解を見出していく能力が磨かれます。社内外の様々なステークホルダーとの調整を通じて、バランス感覚と交渉力が向上していきます。



メリット3:人間力の向上

  • 人を見抜く力が養える

    採用面接や人事評価、適材適所の配置などを通じて、人の本質を見抜く目が養われます。表面的な印象だけでなく、その人の持つ潜在能力や成長可能性を見出せるようになります。


  • 人を育てる力がつく

    メンバーの成長なくしてチームの成長はありません。1on1面談やフィードバック、的確な業務アサインを通じて、人材育成のスキルが身についていきます。メンバーの可能性を引き出し、成長を支援する喜びも、管理職ならではの醍醐味です。


  • 人としての器が広がる

    複雑性の高い状況や事象に対応する中で、人や物事に対し、様々な視座/視点/視野を持ち合わせることができるようになります。



メリット4:管理職のやりがいや楽しさ

  • 事業や組織を動かすことから得られるやりがい

    自分の判断や決定が組織全体に影響を与え、事業を前進させていく。これは管理職ならではの醍醐味です。例えば新規プロジェクトの立ち上げや業務改革の推進など、自身の構想が具体的な成果となって現れる時の達成感は何物にも代えがたいもの。組織そのものを動かすドライバーとしての責任とやりがいを実感できます。


  • リーダーシップを発揮する喜び

    チームの方向性を示し、メンバーと共に目標達成に向かって進んでいく過程には、大きな喜びがあります。困難な局面でチームを鼓舞し、一丸となって乗り越えた時の一体感。メンバーの力を結集して、個々の能力以上の成果を生み出せた時の充実感。これらは管理職だからこそ味わえる経験です。


  • 人や組織の成長を実感できる

    入社時は不安げだった新入社員が頼もしい戦力に育つ姿を間近で見守り、支援できることも管理職の大きな喜びの一つです。個々のメンバーの成長だけでなく、チーム全体が成熟し、より高度な課題に挑戦できるようになることも、管理職のやりがいの一つです。


  • 多様な人材との出会いや繋がりが生まれる

    管理職になると、社内外問わず、様々な立場や背景を持つ人々との出会いが増えます。異なる価値観や経験を持つ人々との対話を通じて、自身の視野も大きく広がります。こうした出会いは、ビジネスにおける貴重な人的ネットワークとなり、キャリアを通じての大きな財産となっていきます。



あえて知っておきたい、管理職の「大変さ」とその乗り越え方

管理職への昇進を迷う方の多くは、メリットよりも「大変そう」「責任が重そう」という不安を強く感じているのではないでしょうか。

ここでは、一般的にデメリットと言われる側面を整理し、どう向き合えばよいかを解説します。


  • 責任の重さとプレッシャー

    チームの成果や部下のミスに対しても責任を負う立場になります。

    乗り越え方

    責任を「一人で背負う」のではなく、課題を「構造」として捉え、チームで解決していく姿勢を持つことで、過度なプレッシャーは軽減できます。



  • 対人関係の難しさと「板挟み」

    上層部からの要望と現場の意見の間に立ち、調整に苦労することがあります。

    乗り越え方

    これは「調整力」を磨く絶好の機会です。異なる意見を「チームをより良くするためのリソース」と捉え直すことで、合意形成のスキルが飛躍的に向上します。



  • プレイヤーとしての実務時間の減少

    マネジメント業務が増える分、自分自身で手を動かす時間は減ってしまいます。

    乗り越え方

    自分の手ではなく「チーム」を使ってより大きな成果を出すことに喜びを見出せるようになると、プレイヤー時代とは次元の違う達成感を味わえるようになります。



管理職への昇進前に準備したい4つのこと


ここからは具体的に管理職として組織成果を出すために、

昇進前に準備しておきたい4つのことについてお伝えします。


いきなり完璧な管理職を目指す必要はありません。

昇進に向けて、今から少しずつ進めたい4つの準備ステップを、サイクルとしてまとめました。


管理職昇進に向けた準備の4ステップの図解。自己分析、チャンス作り、スキル磨き、環境作りのサイクルが、自分らしい管理職への第一歩となるイメージ。

図にあるように、この4つのステップを繰り返し、らせん状に成長していくことで、いざ管理職になった際も、戸惑うことなくチームを率いていくことができます。

まずは身近な「自己分析」から一歩を踏み出してみませんか?



1. 自己分析を行う

自己分析は、管理職への第一歩を踏み出す上で非常に重要なプロセスです。 自分の強みや弱みを理解し、キャリアビジョンを明確にすることで、より目標に向かって進むことができます。


【過去の経験や実績の棚卸】

これまでのキャリアの中で、どんな仕事に携わってきましたか?それぞれの仕事でどのような役割を担い、どんな成果を出したのかを具体的に振り返ってみましょう。


【強みと弱みの把握】

過去の経験を振り返り、自分の強みと弱みを明確に把握しましょう。


【管理職を目指す理由/キャリアビジョンの設定】

なぜ、あなたは管理職を目指しているのでしょうか?その理由や将来のキャリアビジョンを明確にすることで、目標達成に向けた具体的な行動計画を立てることができます。



2. 昇進のチャンスを作る

管理職の仕事は全員が就けるものではありません。会社から選ばれるために、日々の仕事の中で登用や昇進へのチャンス、きっかけを作ることが必要です。


【目の前の仕事で成果を出す】

与えられた仕事に対し、真摯に取り組み成果を出していくことで、会社からの期待や信頼が高まります。


【チームや組織の視点に立って行動すること】

自身の仕事や成果だけでなく、周囲やチームに対しても積極的に働きかけましょう。



3. 管理職に繋がるスキルを磨く

以下のようなスキルを少しずつ磨いておくことで、いざ管理職になった際も戸惑うことなく、チームとして成果を出すマネジメントに取り組みやすくなります。


  • リーダーシップ

    リーダーシップとは、自分一人で成果を出すことではなく、チームとして成果を生み出す方向性を示し、人の力を引き出していく力です。

    管理職になると、個人の能力だけでなく、メンバー一人ひとりの強みや想いを活かしながらチームを前に進めていく役割が求められます。


    まずは、自分自身が主体的に動き、チームの目的や方向性を共有し目標を示すことが大切です。

    そうした関わりを通して、メンバーの力を引き出しながら成果につなげていくことが、管理職としてのリーダーシップの土台になります。



  • コミュニケーション能力

    管理職には、上司・部下・他部署などさまざまな立場の人と関わりながら、チームの成果をつくっていく役割があります。そのため、多様な人と円滑に意思疎通を図るコミュニケーション能力が重要になります。


    特に大切なのは、自分の考えを伝えるだけではなく、メンバーの考えや背景を理解し、力を引き出す「聴く力」です。相手の話を丁寧に聴き、意図や状況を理解しながら対話を重ねることで、信頼関係が生まれ、チームとしての力も高まっていきます。



  • 問題解決能力

    管理職の仕事には、日々の業務のなかで生まれるさまざまな課題に向き合い、解決していく役割も含まれます。

    問題解決能力とは、ビジョンや目標に対しての「問題」を早期に発見し、その問題を引き起こしている「課題」を設定します。その課題の原因を整理しながら最適な対応を考える力です。


    そのためには、目の前の出来事をそのまま受け止めるだけでなく、「なぜこの状況が起きているのか」「どこに本当の原因があるのか」と問い続ける視点が大切になります。

    課題を、部下(人)ではなく、組織として構造的に捉えることで、表面的な対処ではなく、再発を防ぐ本質的な解決につながります。



  • PDCAサイクルを回す力

    PDCAサイクルとは、Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)のプロセスを回しながら、業務や取り組みを継続的に改善していく考え方です。


    管理職になると、自分の仕事だけでなく、チーム全体の成果を高めるためにこのPDCAを回していくことも求められます。

    計画を立てて終わるのではなく、実行した結果を振り返り、改善を重ねていくことで、チームとしての仕事の質や成果を少しずつ高めていくことができます。



  • 人材育成能力

    管理職の大切な役割の一つが、メンバーの成長を支援することです。

    人材育成能力とは、メンバーの強みや可能性を理解し、それぞれの成長の状態に応じて、支え方、関わり方を設計し働きかける力です。


    そのためには、知識や方法を伝える「ティーチング」と、本人の考えや気づきを引き出す「コーチング」を状況に応じて使い分ける視点も重要になります。

    メンバー一人ひとりの個性やキャリア志向を尊重しながら関わることで、チーム全体の力を高めていくことにつながります。



  • メンタルコントロール

    管理職は、プレッシャーのかかる場面でも判断を求められることが多い立場です。

    そのため、自分自身の感情やストレスを適切に扱うメンタルコントロールも重要なスキルの一つです。


    忙しい状況や難しい判断を迫られる場面でも、一度立ち止まり、状況を俯瞰して整理することで、感情に流されず冷静な「意思決定」がしやすくなります。

    自分自身の状態を整えることは、チームに公正・公平で安定したリーダーシップを発揮するための土台にもなります。


    こうしたスキルを体系的に学びたい方は、「管理職キャリア探求会」「パーソナルメンタリング」も活用してください。



4. 人間関係づくり・環境作り

管理職へ向けては、目の前の仕事に成果を出すだけではなく、なった後のことも想定しておくことが大切です。


①家庭との両立をサポートしてくれる存在を見つける

仕事と家庭の両立は、管理職を目指す上で大きな課題の一つです。育児や介護など、家庭での役割も担いながら、キャリアアップを目指すためには、周囲の協力が不可欠です。家事代行サービスや育児支援サービス、地域のコミュニティなど、あなたの状況に合ったサポートを見つけましょう。また、頼れる家族や友人、そしてパートナーの存在も、大きな支えとなります。



②同僚との信頼関係を築き、チームワークを高める

管理職になるためには、周囲の人々からの信頼が不可欠です。日頃から同僚やチームメンバーとのコミュニケーションを大切にし、信頼関係を築きましょう。互いに協力し合い、チームとして目標達成を目指せるような環境づくりに貢献することで、リーダーシップを発揮する機会も増えていきます。



③経験豊富な先輩からアドバイスをもらう

メンターはキャリアにおける良き相談相手であり、道しるべとなる存在です。経験豊富な先輩社員や上司に相談し、キャリアプランについてアドバイスを求めましょう。メンターとの関係を通して、仕事に対する考え方や、リーダーシップのスキルを学ぶことができます。


④自分に合ったサポートやアドバイスの場を見つける

管理職を目指すにあたって、経験豊富な先輩やプロのメンターから客観的なアドバイスをもらうことは非常に有効です。しかし、「自分が管理職としてどう振る舞えばいいか」という悩みは、置かれている状況によって異なります。

Good Teamでは、あなたの現状の課題やフェーズに合わせて選べる2つの実践的なサポートをご用意しています。

【1】キャリアと向き合い、自分らしいマネジメントを見つけたい方へ 

「昇進を打診されて迷っているけれど、自分をどう活かせるか試してみたい」

「管理職としてのキャリアにしっかり意味づけをして挑みたい」という方には、『次世代リーダー育成|管理職キャリア探求会』がおすすめです。 


「管理職役割12ステップ」というチームで成果を出すための型を学びながら、

ステップごとに自分の強みや特徴、価値観を発見し、「自分らしくどのようにリーダーシップを発揮していくか」を具体的にイメージできる状態を作ります。 



【2】すでに直面しているチーム課題を解決し、成果を出したい方へ 

「急な昇進決定で戸惑っている」「すでにチームの課題感が明確で手を打ちたい」「管理職就任と同時に具体的に何をすべきか(役割理解)、どうにか成果を出すための実践的な支援が欲しい」という方には、

管理職経験が豊富な社外メンターが1対1で伴走し、あなたが抱えるリアルな悩みに対して具体的なアドバイスと精神的なサポートを提供します。 

さいごに


管理職になることは、自分自身を成長させ、周囲の人々が「より良く生きる」ことを支援できる素晴らしい機会です。 

最初から完璧である必要はありません。

この記事で紹介したステップや、自分に合ったサポートを活用しながら、あなたらしい管理職への一歩を踏み出してみてください。応援しています。


この記事を書いた人

山田 聖子|MASAKO Yamada

株式会社Hitoiro 代表/管理職の社外メンターサービスGood Team代表


成人発達理論をベースに、管理職自身の実践を起点にしながら、一人ひとりの強みや経験を生かし、チームとして成果を出すための判断や関わり方を扱うリーダーシップ開発に取り組んでいる。

社外メンタリングを通じて、これまで延べ1,000人以上の管理職の支援に携わってきた。



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