管理職が行動をためらう4つの理由と対策
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更新日:2 日前
経営者や人事、事業部長クラスの方々から、よくいただくご相談の一つに
「うちの中間管理職は、なかなか行動しない」があります。
もちろん、行動する必要性を理解していない管理職の方もいらっしゃいます。
しかし、課長・部長層の皆さんの心の中には、
「頭ではわかっているのに、なかなか行動に移せない」と思っている方も少なくありません。
そして、最も危険なこととして、動けない理由を
「人がいない」や「プレイングマネージャーだから」と流してしまうことも多く、
結果、チーム崩壊、メンバーの離職、管理職のバーンアウトにつながってしまうケースも少なくありません。
この記事では、課長・部長などの中間管理職の方々が
チームで行動をためらう理由と簡単なトレーニング法をご紹介します。

課長・部長層が、行動に慎重になるのは当たり前。
管理職の行動は、自分だけでなく、メンバーやチームにも影響します。
だからこそ、慎重になり、行動をためらったり、止まってしまいがちになるのは当然です。
「メンバーに、きちんと伝えた方がいい」
「このままでは、チームの状態は変わらない」
「自分から動かなければいけない」
頭ではそう分かっているのに、なかなか行動に移せない。
たとえば
メンバーに改善してほしいことを伝える
仕事の任せ方を変える
チームの方針を示す
会議や業務の進め方を見直す
上司に組織の課題を相談する
これらが必要だと感じながらも、
「今、伝えて大丈夫だろうか」「反発されたらどうしよう」「自分の考えが間違っていたら……」
と考えているうちに、無意識に自ら、心の中で自ら不安を増幅してしまい、
タイミングを逃してしまうことがあります。
ただ、行動をためらい続けている間にも、
チームの問題は少しずつ大きくなっていくことがあります。
では、なぜ管理職は必要だと分かっていても行動をためらってしまうのでしょうか。
ここからは、よくある4つの理由をご紹介します。
管理職が行動をためらう4つの理由と対策
理由1)過去の失敗が頭に浮かぶ
以前、メンバーに伝えたときに関係がぎくしゃくしてしまった。
仕事を任せたものの、思うような結果にならなかった。
そんな経験があると、「また同じことが起きるのではないか」と考え、行動する前から慎重になります。
しかし、以前と今では、相手も状況も、自分自身も同じではありません。
過去の経験をそのまま当てはめるのではなく、
✔︎ 前回は、何がうまくいかなかったのか
✔︎ 今回は、何を変えればよいのか
を分けて考えてみましょう。
失敗経験は、行動を止める理由ではなく、次の行動を調整するための材料になります。
理由2)何から始めればよいか分からない
チームの雰囲気も気になる…
メンバーの育成も必要…
業務の進め方も整えたい…
自分の仕事も減らしたい…
課題がいくつも見えていると、どこから手をつければよいのか分からなくなります。
その結果、考えることばかりが増え、行動が止まってしまいます。
そんなときは、すべてを一度に解決しようとせず、
✔︎ 今、チームに起きている問題は何か(その役職の視座でチームを俯瞰する)
✔︎ その問題を生んでいる課題はどこにあるのか
✔︎ 管理職として、最初に変えるとしたら何か
を順番に整理してみてください。
行動できないのではなく、まだ取り組む順番が見えていないだけかもしれません。
理由3)管理職として「正しい答え」を求めすぎる
管理職になると、「自分が正しい判断をしなければ」「部下の前で迷ってはいけない」「失敗する姿を見せてはいけない」と考えてしまうことがあります。
しかし、マネジメントにはいつでも通用する一つの正解があるわけではありません。
大切なのは、最初から完璧な答えを出すことではなく、
✔︎ 現時点では、こう考えている
✔︎ まずはここから試してみたい
と、仮説を持って一歩を踏み出すことです。
行動してみることで、メンバーの反応やチームの変化が見えてきます。
その結果を踏まえて、また次の行動を調整すればよいのです。
理由4)最初の一歩が大きすぎる
「チームを変えなければ」「メンバー全員の意識を変えなければ」「自分のマネジメントを根本から変えなければ」このように考えると、最初の一歩がとても重くなります。
けれども、チームの変化は、
管理職の大きな改革だけで生まれるものではありません。
次の1on1で、一つ問いを変えてみる。
会議で、方針を改めて言葉にしてみる。
一つの仕事について、目的と期待を伝えて任せてみる。
信頼できる人に、今の迷いを話してみる。
そんな小さな働きかけから、チームの反応は少しずつ変わっていきます。
最初から大きく動かそうとせず、
「今週、自分にできる一歩は何か」を考えてみてください。
管理職が不安を乗り越え、行動するために
管理職が行動をためらうのは、勇気や意欲が足りないからとは限りません。
今のチームの状態や課題、取り組む順番、行動の意味がまだ整理できていないだけかもしれません。
進むために必要なのは、無理に自信を持とうとすることではなく、
✔︎ 今、チームのどこに課題があるのか
✔︎ なぜ、この行動が必要なのか
✔︎ まず、何から始めるのか
を確認できる、自分なりの判断軸です。
判断軸があれば、迷いが完全になくならなくても、次の一歩を選べるようになります。

チームの状態や管理職としての課題を構造的に整理しながら、次に取り組む行動を決め、実際の職場で試し、その結果を仲間やメンターと振り返ることを繰り返します。
一人で考え続けるのではなく、迷いを具体的な「次の一手」に変え、
課長・部長などの中間管理職の皆さんが、
自分なりの判断軸を持ち自分を生かしてリーダーシップを発揮し、イキイキとマネジメントができるよう
マンツーマン、または、グループでご支援しております。
▼管理職のパーソナルメンタリング
▼グループメンタリング「チェンマネBOOTCAMP」
お気軽にお問い合わせください。個人・法人どちらのご利用も可能です。
この記事を書いた人
山田 聖子|MASAKO Yamada
株式会社Hitoiro 代表/管理職の社外メンターサービスGood Team代表

成人発達理論をベースに、管理職自身の実践を起点にしながら、一人ひとりの強みや経験を生かし、チームとして成果を出すための判断や関わり方を扱うリーダーシップ開発に取り組んでいる。社外メンタリングを通じて、これまで延べ1,000人以上の管理職の支援に携わってきた。





