メンバー成果の引き出し方:活動レポート 〜ティーチングとコーチングを使い分け、育成効果を高めるポイント〜(7/11開催)
- 株式会社Hitoiro
- 7月11日
- 読了時間: 4分
更新日:7月16日

開催:2025年7月11日(金)19:30〜21:30
場所:オンライン開催(Zoom)
参加者:6名(管理職・マネジメント層(課長、部長))
配布テキスト:管理職12役割ステップ「11.成果創出サポート」PDF
2025年7月11日(金)、Good PASS会員を対象に、管理職向け「ベーシック勉強会」の第2回目を開催しました。
今回は、30人規模の部下を持つ方が複数参加。最初に、それぞれの力を引き出す関わり方に悩んだり、良かれと思って自分が動いてしまうことへの問題意識が参加者から挙がりました。
勉強会では、Good Teamが提唱する「管理職12役割ステップ」のNo.11〈成果創出サポート〉に対応した実践Tipsテキストをベースに、総論の解説と、現場で活かせる実践観点(=行動エッセンシャル)を講義とワークを通じて学びました。
今回は実際に「相手の行動を引き出すワーク」を講義内で体験する時間も設けました。状態を点数化して、その理由を話してもらうことで、当人が自分で考えを進められるようにサポートするようなワークです。この問いかけで相手が考えを進められることを実感し、明日から使えるスキルだと感じられた方も多かったようです。

🎥 アーカイブ動画
※ Good PASS「Luminary会員」限定で視聴いただけます。
※ 上記はLuminary会員限定のアーカイブ視聴ページです。Light会員、Grow会員でセッションにご参加の方へは視聴専用の別途動画リンクをメールにてご案内しておりますのでご確認ください。
🔸開催の背景
管理職の役割として、部下1人ひとりの力を引き出す重要性はわかっているものの、「部下のやり方につい口を出してしまう」「行動促進に向けてどう働きかけてよいかわからない」といった悩みはよく聞かれます。特に、「相手の主体性を引き出したいのに、気づいたら指示をしてしまっていた」ということはありがちではないでしょうか。今回はGood PASSの「管理職12役割ステップ」のうち、11.成果創出サポートに対応した回として勉強会を開催し、主にティーチングとコーチングの使い分けについて学び合いました。
🔸本日のベーシック勉強会の狙い
新任管理職が現場で活かせる「スタンスの使いわけ」と「行動の型」を持てるようになることを目標に設計。
1つコミュニケーションの型を体験実践するなかで、自身の部下コミュニケーションを振り返り、ブラッシュアップできる機会とする。
🔸今回のプログラム

🔸受講前の参加者の課題感(一部抜粋)
「期待行動にはまだ満たない」と見えてしまう部下に対して、どこまでそれを許容すべきか、悩ましい
相手に良かれと思って、つい、教えたり指示をしてしまう
部下が苦手とする仕事をやらせるべきか、得意領域だけにしてあげるべきなのか、そのバランスに迷う
チームメンバーの中には、やる気が高い人もいれば、そうでもない人もいる。このモチベーションの差を踏まえたコミュニケーションの取り方には、毎回悩んでいる
意図して行動することが大事だが、意図が相手に伝わらないことも多い。意図が伝わる表現が難しい
🔸講師からの気づきの言語化
「期待に応えようとする気持ち」がモチベーションの大きな源泉のひとつ。
部下に対して、「①(少し長期の)意図を持って」、「②どのようなスタンスで向き合い」、「③どのようなスキルを使うのか」がポイント。
ベースは信頼関係(心理的安全性)。信頼は蓄積。 意図的にコミュニケーションを取りに行こう(バイアスなるべく排除して)。
コーチング=教える、ティーチング=引き出す。ひとつのシーンで混在して使わないほうがベター。
コーチング(スキル)を使いこなせるようになると、部下メンバーの支援・成果創出サポートに幅が出てくる。特にスケーリングは、使いやすいので是非覚えてみましょう。
スケーリングのポイントは「100点の状態をイメージさせる」こと。「言わせる」こと。→話すこと自体がソリューション。
🔸管理職の気づき・学び(チェックアウト)

点数化することで、話しやすくなる
自分は担当部門の専門性がないまま管理職になったので、ティーチングがしづらいもどかしさがあった。しかしこのように点数化すると、相手が自ら考えを進めてくれることが体験できたので、今後活用できるような気がした。
ティーチングとコーチングの使い分けを認識できた
コーチング型で相手に関わろうとしても、つい自分が話してしまうということが課題だと思っていた。今回ワークをしてみて、あまり自分が話さなくても、相手が思考を進めていくことが実感できた。使い分ける、モードを切り替える、ということの必要性も認識した。
委任と放置は違う
「任せられる部下」のタイプは、つい放置してしまうこともある。しかし、「見ているよ」という姿勢は大事。シーンによっては完全に任せるが、折々「関わる」「引き出す」関わりを持つことがその人を本当に活かすことになると思った。
🔸Good PASS ベーシック勉強会とは?


