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管理職を辞めたいと思っている人へ。続けるか辞めるか迷った時に試したい5つの対策


管理職を辞めたいと思っている人へ。続けるか辞めるか迷った時に試したい3つの対策

「このまま管理職を続けていけるだろうか...」


「自分には荷が重すぎるのではないか...」


「自分は管理職に向いていないのかもしれない...」


管理職に昇進後、こうした不安に直面している方は決して少なくありません。


管理職という立場には、プレイヤーとは異なるスキルや責任が伴います。その大きな変化に戸惑い、時には管理職を辞めるという選択を考えてしまう人もいるのではないでしょうか。


この記事では、管理職を辞めたいと思ってしまう理由や、続けるか迷ってしまった時に試してほしい対策をご紹介します。管理職を辞めるか迷っている方は、ぜひ目を通してみてください。



 


管理職を辞めたくなってしまう5つの理由


管理職を務める中で、「このまま続けていけるだろうか」と不安を感じる時期は誰にでもあります。

ここでは、管理職を辞めたいという思いに繋がる主な理由を5つ挙げています。



1. プレイヤーとしての仕事が減る不満

管理職になると、自分で手を動かす仕事が激減します。かつては自分の専門性を活かして成果を出すことに喜びを感じていたのに、今では会議や調整業務に追われる毎日。


プレイヤー時代は上手くできていた仕事の進め方や、求められる役割の変化に戸惑い、目的ややりがいを見失ってしまう管理職は少なくありません。



2. 部下の育成・指導の難しさ

一人ひとり異なる個性や価値観を持つ部下たちを、適切に指導し成長させることは容易ではありません。


特に、自分が得意としてきた仕事を部下にうまく教えられない、あるいは期待通りの成果が出ないというジレンマに悩まされることもあります。


部下のためを思ってやったことが裏目に出たり、中々信頼を集めることができなかったり。自分だけではコントロールできない要素が増えるがゆえに、歯がゆさや辛さを感じてしまうことも。



3. 上司と部下の板挟み

部下からの要望や不満を上司に伝えきれない、逆に上司の方針を部下に納得させられないなど、中間管理職特有の立場の難しさがあります。


両者の期待に応えようとすればするほど、精神的な負担が重くなってしまい、自分の考えや意見を抑えてしまうこともあるのが管理職。


自分らしさや自分の考えを出せずにいると、管理職が合っていないのではないか?辞めた方がいいのではないか?という迷いにも繋がります。



4. 責任の重さと孤独感

管理職は組織の成果に対して責任を負います。この責任の重さは、時として大きなストレスとなります。また、悩みを気軽に相談できる相手が減り、孤独を感じてしまうことも。


特に昇進して間もない時期は、この重圧と孤独感に苦しみ、管理職を辞めるという選択に至ってしまう人もいます。



5. 自分らしさを失う不安

組織の方針に従いながら部下を導いていく中で、「これが本当に自分のやりたかったことなのか」と疑問を感じてしまい、目標や目的を見失うこともあります。


管理職として求められる役割と、自分らしいリーダーシップや生き方とのギャップが埋められずに悩むケースも少なくありません。







管理職を辞めたいと思っている人へ。続けるか辞めるか迷った時に試したい3つの対策


 


管理職を辞める前に試したい5つの対策


ここからは、管理職を辞める前に試したい5つの対策をご紹介します。

管理職を辞めるべきか、続けるべきか迷っているという方は、こちらを参考にしてみてください。


1.管理職の役割を再定義する

管理職の仕事は多岐にわたります。目標の達成に向けた戦略立てから、メンバーの育成や人事評価に他部署との連携。企業によっては採用面接など、プレイヤー時代とはうって変わって、様々な仕事を抱えることになります。


仕事が増えてくると、管理職としての責任感から、自分のキャパシティーを越えて業務を抱えてしまう人も多いのではないでしょうか?


他にも、本来ならば気にしなくていいことにまで気を配り、心身が疲れてしまったり、部下の仕事ぶりが不安で、ついつい手を出した結果、一向に自分の仕事が片付かないこともあるのではないでしょうか。


そんな忙しさが増している時にこそ取り組んでもらいたいのが、「管理職役割の再定義」です。


「自分が任されている役割は、具体的に何をすることで、何をしないことなのか?」


「やるべきことが山ほどある中で、管理職として本当に必要な仕事は何なのか?」


管理職という役割は、プレイヤーの頃とは違った働きが求められます。

苦しい、辛い状況だからこそ、まずは一度立ち止まり、今の自分が求められている役割や仕事を整理してみましょう。


管理職の役割を整理し、再定義することで、過度な負担や余計な心配が減り、視界が開けてくるはずです。



2.業務の棚卸と優先順位付け

管理職としての役割を再定義できたら、次は現在取り組んでいる業務の棚卸と優先順位付けを行いましょう。


まずは取り組んでいる仕事を可能な限り洗い出し、それぞれにかかっている時間を出してみることもお勧めです。


洗い出したできた後は、重要度・緊急度ですみわけをしつつ、同時に、管理職にしかできない業務や管理職がやるべき仕事であるかという観点で、優先順位をつけてみてください。


棚卸と優先順位づけに取り組むと、目標の達成や組織の成長に繋がっていない仕事に気づくことができたり、自分の経験や価値感から、無意識のうちに管理職がやるべきと思い込んでいた仕事が見えてきたり、必ず発見があります。


見直すべきポイントが分かれば、あとはどう対応するかを考え、実行するだけです。





管理職を辞めたいと思っている人へ。続けるか辞めるか迷った時に試したい5つの対策


3.部下に任せる、思い切ってやめてみる

見直すべきポイントが見つかったら、対応の仕方を考えましょう。


おすすめの対処法は「部下に任せる」「取り組みをやめる」です。


自分ではなくてもできる仕事であれば、まずは部下に人に任せたり、頼ってみましょう。

もちろん、任せる側として失敗した時のことを考える必要はありますが、管理職が仕事を抱えすぎて回らなくなっては、チーム運営に大きな支障をきたします。


業務を整理していれば、どこから任せるべきかも見えているはず。

任せる、育てることも役割の一つと捉え、権限や業務を移譲してみましょう。


任せると同時に、継続している取り組みを辞めることも効果的です。


従来の慣習、慣例を受け入れるのではなく、管理職として求められている役割と照らし合わせ、不必要だと判断すれば辞めることを提言し、やるべきことに集中できる環境を整えてみましょう。



4.チームや組織との関係性を見直してみる

部下に仕事を任せることは、管理職自身を助けるだけでなく、チームや部下が成長する大きなきっかけになります。


ですが、いざ部下に任せようと思っても、部下の力を信頼できなかったり、任せてみても断られてしまうのではないかと、不安や心配を感じる方もいるでしょう。


そんな時は、チームメンバーとの関係性を見直すことに取り組んでみてください。


管理職が最初に頼るべき相手は、自身の部下です。

その部下を頼ることができないということは、チームや組織の土台である関係性ができていないからかもしれません。


目標や組織運営に対し、焦る気持ちをぐっと抑え、まずは部下の人たちと、一人の人間同士として向き合う時間をとってみてください。


相手を知り、自分を知ってもらう。お互いを知ることで、安心感が生まれ、信頼関係が紡がれ、組織としての一体感が作り出されていきます。


Good Teamの管理職育成においても、組織やチームとの関係性は、全ての土台として取り組むべきものと位置付けています。


管理職を続ける自信がなくなってしまった時、業務に追われてにっちもさっちも行かない時、今一度、自分の大切な部下との関係性がどうなっているかに目を向けてみてください。



5. 社外メンターに相談してサポートをしてもらう


ここまでお伝えしてきた取り組みを、一人でやるのは正直大変だという方もいると思います。


そんな時は、社外メンターのサポートを受けてみてください。


管理職の悩みの多くは、社内の人には相談しづらいものです。上司に話せば弱みを見せることになり、同僚に相談すれば競争関係に影響するかもしれない。


一人で抱えこんでいると、視野はどんどん狭くなってしまい、管理職という仕事の辛い面ばかりに目が行ってしまうことも。


そんな時は、社外メンターに相談し、客観的な視点からフィードバックやアドバイスをもらってみましょう。

安心安全な場で、自分の本音を話せる社外メンターと対話することで、以下のような効果を得ることができます。


  • 組織の力学や既存の人間関係に縛られない、客観的で率直な意見がもらえる。

  • 自分では気づかなかった課題や強みが明確になる。

  • 感情的になりがちな問題を、冷静に分析できる。

  • 自身の思い込みや狭くなった視野を広げてくれる。


特に重要なのは、現状に対する思い込みを客観的に認識できることです。自分だけが課題だと思っていたことが、実は多くの管理職が同じように直面し、乗り越えて成長していると知れるだけで、気持ちは軽くなり、挑戦のエネルギーが湧いてきます。



 

管理職を辞めたいと思った時に試したい5つの対策まとめ


管理職としての不安や迷いは、誰もが通る道です。


責任も大きく、孤独感に悩まされることもある管理職ですが、一方で組織に大きな成果をもたらすだけでなく、関わる人がより良く生きることを実現する素晴らしい価値をもった仕事です。


ご紹介した対策は、一朝一夕に効果が出るものではありませんが、管理職を辞めるべきか、続けるべきか迷っている方は、ぜひ試してみてください。



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メンタリングを受けることで、管理職として抱えている現在の悩みに対するアドバイスや、前進に向けた糸口が見えるかもしれません。


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