管理職育成がうまくいかない──施策とマネジメント支援の見直し方&考え方【人事・経営者のお悩み解決Tips】
- 株式会社Hitoiro
- 5月13日
- 読了時間: 5分
管理職育成にある程度取り組んできたはずなのに、なぜか手応えがない──そんなもどかしさを抱えている人事・経営者の方も多いのではないでしょうか。
「育てているはずなのに、育っていない気がする」「管理職が疲れている」──そんな声を聞いたとき、施策の中身や現場の支援体制に“ずれ”が起きている可能性があります。
この記事では、管理職育成がうまくいかないと感じたときに必要な“見直し視点”と、外部のマネジメント支援を導入する際の判断軸をご紹介します。
なぜ管理職育成が思うように進まなくなるのか?
✅ 現場が疲弊しやすい理由
時間とエネルギーをかけているはずなのに、「思ったより管理職が育っていない」と感じる代表的な背景には、
育成への期待と現場のリソースとのギャップ
管理職の支援がメンバーにうまく伝わらず、行動や成果に結びついていない状態
メンバー側の受け身化やモチベーション低下
社風や文化に合った育成設計や導入支援が足りない
といった要因が絡み合っています。
✅ 研修後、“現場でどうすればいいか”がわからない管理職たち
研修や育成施策は導入されていても、「実際の現場で、どの場面でどう支援すればいいのか」が見えずに悩む管理職は少なくありません。
「Willは聞けたけど、次に何をしたらいいのか…」
「成果に結びつけたくても、どう任せればいいのかわからない」
こうした声の背景には、育成の考え方や判断基準が十分に浸透していないことがあります。
結局は経験と勘に頼った自己流マネジメントになりがちで、現場での実践につながらないことで成果や成長を感じられず、人事とのギャップも広がってしまいます。

管理職育成がうまくいく企業の特徴
✅ 行動変容が起きる育成には“内省・関係性・習慣”が組み込まれている
行動変容が起きている管理職育成プログラムには、次のような要素が施策や研修に組み込まれています。
育成や支援について、管理職自身が自分なりに考え、判断できるよう導くプロセスが含まれている
対話やふりかえりを通じて、管理職の視座やマネジメント観が広がる設計になっている
管理職同士が悩みを共有・相談しやすいよう、信頼関係や対話の仕掛けが組み込まれている
チームの変化や成長の兆しに気づき、メンバーと対話できる関係性を築く工夫がある
日常の中に小さなアクションを取り入れ、成長を習慣化する工夫がされている
✅ 育成内容だけでなく、社内への届け方も設計されている
管理職育成がうまくいっている企業では、プログラムの中身だけでなく、誰に・どのように社内で届けるかを含めて、導入と定着までを一貫して丁寧に設計しています。
特に、次のような“疲弊の要因”への対策が、導入・運用プロセスにあらかじめ組み込まれています。
育成の目的やゴールを丁寧に言語化し、経営・上司・人事・現場の認識のズレを防いでいる
現場の負担や忙しさを前提に、実施時期・頻度・フォローの方法が設計されている
初期の受け身な反応も見越し、参加の意義や価値をわかりやすく伝え、巻き込む工夫がある
「学んだ内容をどう現場で活かすか」を支援する社内の橋渡し役が明確になっている
施策を“実施すること”ではなく、「届け方」「受け取られ方」までを設計することが育成成果につながっている──それが、うまくいっている企業の共通点です。
Good Teamが成果につながる育成支援を実現できる理由
現場で成果を出す“管理職の型”が明確である
Good Teamでは、組織成果を出す管理職育成の実践を支えるフレームとして「管理職12役割ステップ」を活用しています。
「自己理解と自己管理」から始まり、「チームビジョンの提示」「役割のアサイン」「フィードバック」まで、管理職に求められる12の役割を明確に整理。
この“行動の地図”があることで、支援の場でも現場でも、管理職が迷いなく育成に取り組める状態をつくりやすくなります。
管理職自身が育成を「なんとなくやる」のではなく、「型に基づいて選び取る」ことができる──それが、この12ステップの本質的な価値です。
これらは、以下などのメンタリングサービスを通して、管理職の成長に寄り添い、管理職として必要な視座と視野を広げながらがら、柔軟な考え方や行動の軸を育てていけるよう伴走し、組織成果を出すことを支援しています。
<実践型グループメンタリング>
チェンマネBOOTCAMP https://www.goodteam.jp/changemane-bootcamp
<パーソナルメンタリング>
特徴は、
メンターや管理職仲間との対話で自分にない「新たな視点」に出会える
気づきを内省し、自分のスタイルを磨いていける
自分らしく「成長と成果に挑み続けたくなる」心理的安全な場設計
悩みや問題を1人で抱え込まずに相談できる環境がある
成長に向けた行動変容を促す“成長習慣”が自然と形成される
管理職育成は、“伝わってこそ”成果になる
育成や支援がうまくいかないとき、人事担当者は“届けたい想い”(ねらい)が伝わっていないことに悩みます。
ですが、言葉にならない管理職の不安や「うまくいかない感覚」に伴走する仕組みがあれば、 そこから確実に育成は再び動き出します。
「管理職育成、ちゃんと届いてるかな…?」と不安になったら。
いま一度、“誰に、どんなふうに届かせたいか”を、立ち止まって見つめ直してみてください。
Good Teamは、その問いを一緒に探すところから、お手伝いできます。