管理職リーダーシップ研修『キャリア探究会』第1期 Day1:活動レポート
- 株式会社Hitoiro
- 9 分前
- 読了時間: 4分

管理職として働く中で、ふと立ち止まりたくなる瞬間があります。
「なぜ、自分はこの大切な人生の中で管理職をしているのだろう?」
「どうすれば、自分らしく成果を出せるのだろう?」
Good Teamが運営する『キャリア探究会』は、そんな問いを人生レベルで見つめ直す管理職のキャリアグループメンタリングでもあり、リーダーシップ研修です。
自分のキャリアに納得して生きること
成果を出す自分らしいリーダーシップで活躍できること
この2つを両輪に、全6回のクラスを通して探究していきます。
Day1テーマ:「なぜ、私たちはマネジメントに戸惑うのか?」
初回のテーマは、管理職として誰もが一度は抱くこの問い。
表面的なスキル研修ではなく、“なぜその管理職という役割を担うのか?”という意味づけから始まる時間です。
クラスリードを務めるのは、Good Teamの管理職メンターでもあり、キャリアコンサルティング技能士1級の平井厚子メンター。
立場や肩書きの枠を越えて、一人ひとりが本音で自分と向き合える場をつくってくださいました。
平井メンターは冒頭で、こんな言葉を投げかけました。

「管理職を通して、どんな“武器”を得たいのか?
その武器は、自分が望む生き方やキャリアの糧になっていますか?」
“マネジメントに戸惑う”という感情の奥には、
「本当は何のためにこの役割を担っているのか」という、人生全体に関わる問いが潜んでいる——Day1はその核心に迫る時間でした。
自分の人生の中で「管理職をする意味」を言葉にする
ワークの最初は、静かな時間から始まりました。
Zoom画面のカメラをオフにして、「なぜ今、自分は管理職をしているのか?」を、Good Teamオリジナルの「キャリ探ログBOOK」に書き出していきます。
平井メンターは、
「今日、正解を出す必要はありません。
“今思ったこと”を記録しておきましょう。
それが、あとで自分の変化を見つめる手がかりになります」と語りかけます。
この“記録しておく”という姿勢こそ、Good Teamが大切にしている探究の型。
自分の内側の変化を丁寧に追うことが、次の一歩を確実に支えるからです。
戸惑いの中にある「自分らしいリーダーシップ」の芽
ワークが進むにつれ、参加者たちからはこんな言葉が生まれました。
「管理職になってから、部下との距離感が変わり、自信をなくしていました」
「上からの期待と、部下との関係の間で揺れ続けています」
多くの人が、立場の変化によって自分らしさを見失いかけた経験を語りました。
平井メンターは、そんな言葉一つひとつに耳を傾けながら、
「その戸惑いこそが、リーダーシップを磨く最初のステップです」と伝えます。
「“戸惑い”は、まだ誰のものでもないやり方を探している証拠。
だからこそ、自分の価値観を見つめ直すチャンスなんです。」
管理職が持つ価値観を可視化し、自分の言葉で意味づけていく。
その過程で、他者の価値観に振り回されず、自分らしいリーダーシップが輪郭を帯びていく瞬間がいくつもありました。

「管理職の型」と「自分らしさ」をつなぐ
Day1の終盤では、Good Teamが独自に開発した『管理職12役割ステップ』が紹介されました。
これは、管理職がチーム成果を生み出すための「型」であり、Good Teamのキャリア探究会では「探究の地図」として活用します。
「12役割ステップは、どこの会社でも普遍的に求められることだが、表現・実現方法は個人のスタイルでOK!
自分らしいリーダーシップを見つけるために、ぜひ使ってくださいね。」
参加者たちは、
「管理職として成果を出すこと」と「自分らしく生きること」は
決して相反しない――ということを実感として受け取っていく様子でした。

学びの余韻と、静かな力強さ
最後のチェックアウトでは、
「自分の中の軸が少し見えた気がする」
「立場を越えて対話できたことが心地よかった」
といった声が次々にあがりました。
平井メンターの穏やかな語りと、Good Teamらしい温かい空気の中で、参加者一人ひとりの表情には“納得感”と“静かな力強さ”が宿っていました。
このDay1は、マネジメントのスキルを学ぶ前に、「自分の人生の中で管理職をどう生きるか」を見つめる入口。その真摯な問いこそが、これからのキャリアを形づくる原点になるのだと感じさせてくれる一日でした。