管理職キャリアプランに活きる、関係性からのリーダーシップ(キャリア探究会 第1期:Day2 活動レポート)
- 株式会社Hitoiro
- 10月25日
- 読了時間: 3分

管理職として成果を出し続けるために欠かせないのが「信頼関係」。
けれど、忙しい日々の中であらためて自分の「信頼構築スタイル」を見つめる機会は、意外と少ないものです。
Good Teamが主催する管理職キャリア探究会のDay2では、
「あなたの信頼構築スタイルはどう見えるのか?」をテーマに、
参加者一人ひとりが“自分らしいリーダーシップ”の強みと課題を見つめ直しました。
Day2の目的:「関係性」を通じて、管理職としての在り方を再確認する
この日の焦点は、Good Teamが提唱する管理職役割12ステップの第1象限「関係性」。
信頼やつながりを生む関係構築の力を軸に、管理職としてのリーダーシップを掘り下げていく時間です。
平井厚子メンターは、冒頭でこう語りました。
「信頼関係は“築く”というより、“重ねていく”もの。
信頼を得ようとするより、信頼できる自分であることが大切です。」
この言葉に、参加者の表情がふっとやわらぎました。
管理職としての立場から「どう信頼を得るか」を考えるのではなく、
“自分の在り方”から関係を見つめ直す — その視点の転換が、このDay2の核心でした。

ワーク1:「自分の関わり方」を可視化する
セッション前半は、自分が人と関わるときの傾向をふり返るワーク。
Good Teamオリジナルのワークシートを使いながら、
「どんなときに相手を信頼しやすいか」「どんな関係づくりが得意か」を具体的に整理していきました。
多くの参加者が気づいたのは、“自分の信頼構築のクセ”。
「相手に合わせすぎて、自分の気持ちを後回しにしてしまう」
「自分が率先して動くことで関係を作るタイプだと再認識した」
平井メンターは、それぞれの気づきを丁寧に受け止めながら、
「どのスタイルも“良し悪し”ではなく、“自分の強みの表現”として理解してほしい」と伝えました。
ワーク2:他者とのフィードバックで見える「信頼のかたち」
後半は、他社の管理職やメンター同士でのペアワーク。
お互いの関わり方や印象をフィードバックし合う中で、
“自分では気づけなかったリーダーシップの強み”が浮かび上がっていきました。
「あなたの話し方から、相手を尊重する姿勢が伝わってきた」
「チームを守ろうとする優しさが、時に距離を生むこともあるのかも」
Good Teamらしい温かな空気の中で、
“信頼関係は相互作用の中で育つ”という体験が生まれていました。
平井メンターは、そんな場を見守りながら言います。
「人は、自分が誰かを信頼したときに初めて、信頼される喜びを知るものです。
関係を整えることは、キャリアを整えることでもあります。」
🌱 管理職キャリアプランにおける「信頼関係」の意味
Day2での探究は、単なる“人間関係のスキル向上”ではありません。
それは、自分がどんな関係性を大切にして生きたいのかを見つめる時間でもあります。
管理職として成果を出すことと、人として信頼されることは、同じ地平にあります。
自分の価値観に沿って関わる
相手の立場を尊重しながら、誠実に判断する
その積み重ねが「自分らしいリーダーシップ」を形づくる
Day2を終えた参加者からは、こんな声が聞かれました。
「信頼は“つくる”ものではなく、“滲み出る”ものだと感じた」
「相手との関係を通して、自分のリーダーシップを再定義できた」
忙しい日々の中で、
“自分のための内省の時間”を持てたことが何よりの学びになったようです。



